メーカーの破綻で思うこと、お願いしたいこと

メーカー

稼働するから、売れるから、の行き着く先

眠れん。これを書いてるのは3時ですよ。

や、寝られないってことはないんだよ。横になれば寝付ける。だけどそんな気分にならず、懐かしのパチンコ機を色々と見たりして。

過去の名機を見てみると、1/399なんて機械はほとんど無いわけでさ。今回のメーカーの機械も、昔は遊びやすそうなスペックなんだよな。売れるからと、どのメーカーもMAX主体で作り続けた挙句に破綻。ほんと、どうしてこうなっちゃったんだろう(´;д;`)ブワッ

 

金をかけずに作れて、かつ稼働を取れる機械

何十億円もかけたメガコンテンツ機が12週で稼働を終える中、198000円の機械なのに12週動いちゃうとか、格好よくね?

や、もちろん、高くて派手な機械に慣らされてるファンは、安くてアッサリした機械じゃなかなか満足できないんだけどさ。ホールもアッサリした機械は買わず、剣を押し込んだり、レバーを引き下ろしたりする40万円の機械を買うわけで。

でもさ。「メーカーばかり儲かってる」というのが嘘っぱちだと分かった以上、もうちょっと、互いに尊重しあってもいいんじゃないかなと思う。敵じゃないんだから。

 

つぶしの利かない業界

今回の話を聞き、首筋が寒くなった営業マンも多いでしょ。開発者だって、今までとは別種の危機感を覚えたんじゃない? 少なくとも私は震えたよ。地獄の釜が開いたって。

「うちの会社は現預金あるから潰れない!」という人もいるだろうけど、平和はどうなったさ。会社は残るけど、人までそのまま残るとは限らない。オーナー企業はオーナーの気分次第なんだから、その時、己はどうなるのか。

この会社、東京支店の営業マンって、感じのいい人多いじゃん。私だって販社で営業をやり、真面目さと誠実さはは必ず通じると信じてただけに、なんだかもうたまらない。そりゃねえよ、そりゃねえよ。

 

再建は可能なのか

ただね。今回のメーカーは、過去のヒット機種をほとんどリメイクしてないんだよね。で、このメーカーの特徴として、過去の名機はほぼほぼ液晶機「ではない」。今後、開発予算を削られたとしても、過去の遺産がある。かつての経営陣に認められなかった遺産がある。

そしてその遺産は、ホール受けしやすい。

そりゃ何万台もはむずかしいけど、安く作れて、数千台を確実に見込める。MAX規制、低価格化という時流にも合致する。民事再生だから経営陣は残るとしても、今までは通らなかった企画が、安く作れるからという理由で、通りやすくなるのではないか。

眠れぬ深夜、たまたまメッセージを送ってくれた開発さんと、そんなことを語り合いました。「そんな甘くねっすよ」と言われちゃった。せやね。そんな甘いなら、とっくにやっていたはずだ。

でも結果として、低予算で作れる名機を出さずに残してあるというのは、再建の一歩目には有利だと思う。みんな思ってたでしょ? 液晶や版権モノじゃなく、アレを出せよ!三色ドットのアレを! って。

 

お願いしたいこと

気がかりなのは、倉庫で保存されてるかもしれない、過去の名機(アレ)達です。管財人や銀行は価値を分からないから、売れない在庫として処分される危険性があるのよね。本社移転の時、知らないうちに捨てられているとか、よくある話で。

以前、正村の倒産時、やはり同じ危険があった。自分達の価値を未だに定義付けできていない業界にも責任はあるんだけど、とにもかくにも、歴史的名機の新品は、何が何でも守らねばならない。

破産じゃないから大丈夫だと思うけど、名機を救うという一点だけは、どうにかお願いしたいのです(´・ω・`;)協力シマス

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Posted by ボンペイ吉田