オマケ釘を警察に問い合わせてはならない、ただ一つの理由

ホール, 業界ネタ

驚いたことに、「オマケをどこまで開ければいいか具体的に言ってほしいよな」という声が一部にあるそうです。信じられない。

 

例えばね。40キロ制限の道路を走っていたとする。急いでたので60キロ出した。たまたま白バイに見つかり、切符を切られました。そんな時、あなたは警官にこう言った。

「何キロオーバーまでならOKなんだ!」

これに対する警察の回答は明確です。

「制限時速までですよ」

みんなやってるとか関係ないのね。今、あなたの違反を取り締まる。何キロオーバーまでOKなのかという考えは、そもそも制限速度を守りたくないから出てくる発想でしょ。つまり、遵法精神に欠けるということ。

 

 

納得いかないなら、こう考えてよ。

あなたのホールのスタッフに、遅刻の常習者がいた。いつも1〜2分遅れてくる。いつか自分で気付き改善すると信じ、大目に見てきた。しかし、他のスタッフまで遅刻するようになったので、呼び出して注意した。するとそのスタッフ、血相を変えて怒るんですわ。

 

「なんで私だけなんですか! みんなやってるのに!」

「じゃあ、何分までなら遅刻していいんですか!!」

 

( ゜Д゜)ポカーン

 

貴方はブチ切れてこう言うはずです。「1分たりとも遅れるんじゃねえよ」って。そして翌日以降、大目に見てきた遅刻は全てNGになる。だって放置したら、貴方の監督責任が問われちゃうしね。

 

この馬鹿スタッフは、遅刻することを当然の権利と考え、ルールを守る気がなかった。むしろ積極的に遅刻しようとしていた。貴方はその「最初からグレーゾーンを突こうとする考え方そのもの」に怒ったわけです。

遅刻魔の彼は、今まで暗黙のうちに認められていた1〜2分の遅刻すらできなくなった。少しくらい改善する姿勢を見せていれば、話は違ったのにね。

 

 

これが警察とホールの関係です。

オマケについて問い合わせたら、取説通りにして10分で数十個入るようにしろと言われる。言われたら最後、1分の遅刻すら許されなくなるんです。

 

オマケについて警察へ問い合わせてはならないただ一つの理由。それは、問い合わせる行為自体が違反する意思そのものだから。

 

遅刻の話と同じで、どこまでOKかと聞いたら最後、最も厳しい基準を強制されちゃうわけ。取るべき行動は何かと考えれば、完璧に守るか、改善に向け努力する姿勢を見せ、実際に改善していくしかないんです。

ホール, 業界ネタ

Posted by ボンペイ吉田