ボン感アーカイブス・パチンコは進化しているのか
パチンコは進化しているのか
(2013年12月の記事を修正した上で再掲載します)
今年、2013年の代表的な新台は、北斗5や沖縄3、バイオハザードでしたよね。
んじゃ、20年前の1993年はどうだったかってーと、保留玉連チャン機最後の年(翌年規制)でして、エキサイトジャックやプリンセス物語、ニューパルサーがヒットしました。懐かしいですね。
ここからさらに20年戻って1973年。なんと「電動ハンドル」が生まれた年なんです。フィーバーもゼロタイガーも登場していません。あるのはチューリップ。
1973年から20年で、セブン機が生まれ、羽根モノが生まれ、権利モノが生まれ、一発台が生まれた。表示装置はドラム、ナナセグ、ドット、三色ドット、そして液晶が生まれた。
それに比べ93年からの20年の、なんと平坦なことか。
最近は液晶は大きくなったし、LEDも大量に使われるようになった。豪華な版権も使われるようになったけど、これは進化というより変化だよね。
この20年でパチンコホールは変わった。接客、設備、規模、貸玉の多様化等々、93年の時点で今の形を想像できた人はいないでしょう。これは、進化を止めた機械群に頼らず生きていこうという執念でもあった。
結局、パチンコ業界が活性化しないのは、機械におけるイノベーションの不在なんですよ。誰も見たことのない機械が出てこない。ファンを酔わせられない。新規客を掘り起こせないから、停滞する。
振り返って
73年からの20年で、表示装置や特電は驚くほどバリエーションを広げました。選択肢は日々拡大していった。しかし93年からの20年で、表示装置はむしろ狭まってしまった。選択肢は日々縮小してしまった。
これは業界の怠慢、ファンに対する責任の放棄。歴史を作った親世代に対する裏切りです。
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