シルバーダイヤモンド 不快感の正体

ガチ打ち, パチンコ, メーカー

なんでここまで売れず、しかも低稼働だったのか。ふんだんにカネをかけてると思われるのに。

真っ先に感じるのは、海賊にせよエロにせよ、中途半端ということ。

キレイな絵を用意してるんだからエロで押せばいいのに、開発部のプライドなのかなぁ、意図的に下品さを回避したがってる印象。

エロ絵を使った時点で、もう道は一つしかないのよね。どんな世界観を作ろうが、男の下半身、オタの鼻の下に頼った時点で、格好いい路線は無理だ。そんなことしたら、ゲスい根性と受け取られ、忌避されてしまう。

これが徹底してエロならば、むしろよくやったと褒められるよね。相手の下心を使う以上、同じ地平まで降りて考えなきゃダメだ

パチンコって面白いもので、何かに特化しきらないとヒットしない。もう徹底してそればかりにしないとダメなんだ。牙狼にせよリングにせよ海にせよ、脇目も振らず単一テーマでしょ。

・・・と、ここまで書いて思った。ひょっとしたらシルバーダイヤモンドの液晶演出は、パチスロで使おうとしてた?

それなら話は分かるんだよね。普段は海賊にしておいて、ARTでバトル、上乗せ特化でエロ。

ああ、とてもパチスロだ。

 

以前書いたかもしれないけど、画面左下のメーターが、演出バランスを混乱させてる。

これは残りART数を表示する場所であり、数字が上乗せされればされるほどアツい! というテイストで設置したのだとしたら?

 

「GINGINドリンク飲んでみたい」で800GIN追加。800G上乗せならば狂喜乱舞だけど、パチンコなので当該保留消化で0へ戻ってしまう。

数百数千の数字上乗せも、大して熱くもなく0へ戻るから、すぐに期待しなくなり、やがて鬱陶しくなる。

パチスロ的にするなら、ぱちんこ番長のような特訓モードを用意していたら、また話は違ったかなと思いましたね。

 

いずれにせよ三洋は、この機械が生まれた流れを記憶および記録しておいた方がいい。普通のメーカーは、こんな贅沢なことできませんから。

どのようにして企画され、開発中に何があり、なぜこの形でリリースされたのか。

カネをかけた低稼働台の生まれるエッセンスが、詰まりに詰まってると感じました。