ビジネス会計検定試験3級・5 貸借対照表・・・かしかりたいsh?

ビジネス会計検定3級

貸借対照表とは

タイシャクタイショウヒョウ、と読みます。英語ではBalance Seatといい、B/Sと略したりします。企業の活動資金において調達源泉と運用形態を対照的に表示した計算書のこと。企業の財政状態を表します。

右側には調達源泉の負債と純資産を記載し、左側には運用形態である資産を記載します。同じ資金を調達と運用の両面で記載するため、左右の数字は同じになります。資産=負債+純資産

 

それってどういうこと?

企業活動に使ってる資金を「どこから調達したか」「何に使ってるか」を一枚のシートにまとめたもの。この会社は1億円の資金で回ってる!という場合、例えばこんな感じになる。

 

いいパチンコ株式会社さんという企業活動における、9月26日時点の財政状態を読み取れます。

右側→どこから調達したか
銀行からの借金や資本金で調達したようですね

左側→どのように使っているか
工場や建物、土地に使ってます。現金という形でも結構持ってるようです

 

どうして必要なの?

図をもう一度見てもらうと、回収してない商品代金がありますよね。売ったけど来月払いとかになってるやつ。本当に回収できるか分からないのに「私達は1000万円の商品を売りました! 売上凄いでしょ! 倒産する危険はありません!」と宣伝したらおかしいでしょ。いやお前、回収できなかったら会社傾くやんけ、と。

支払いは未来に発生するイベントだから、現時点では財布の中身に動き無し。「売り上げました!」というだけでは情報として足りない。「まだ代金はもらってないけどなw」という隠された危険性を把握できなければディスクロージャーされたことにならんし投資家を欺くことになりますわ。

だから貸借対照表は必要なのです。

 

ムダ知識

貸借対照表の名付け親は福沢諭吉。明治6年(1873年)にアメリカのバランスシートを和訳した。

 

まとめ

ある日の財政状況を源泉と利用の両面で並べたものを貸借対照表と呼ぶ

源泉→調達元を書く。他人から借りたカネ(負債)と、自分でかき集めたカネ(純資産)に分けられる
利用→集めた資本をどのような形で利用しているかを書く(資産)

集めたカネの総額をどのように使ってるか書くわけだから、負債+純資産=資産 となる。