パチンコの窓口 3回目/5

お仕事, ホール, ボン感, メーカー, 業界ネタ

パチンコの窓口第一回・業界の現状
パチンコの窓口第二回・Interesting(興味を持たせる)
パチンコの窓口第三回・Intelligence(知の殿堂)
パチンコの窓口第四回・Information(情報発信)
パチンコの窓口第五回・まとめとパワポ資料

今日は2本更新

昨日、アップできませんでした・・・。連日の長文、なかなかにハードです。というわけで、今日は「Intelligence(知の殿堂)」と、「Information(情報発信)」をお届けします。2本目は深夜になるかな。まずは1本目、知の殿堂です。

 

交流の無さから来る偏狭な常識がファンを飛ばす

パチンコ業界はファンと交流が不足している。かつての産業フェアもホール対象であったし、メーカーも基本的にはホールを商売相手としている。ホールはファンと対話するものの、自店で完結するために全国的な流れは把握しにくい。

この「交流の停滞」は、当然ながら「知の停滞」を生む。発想はどこまでも狭く小さくなり、他業種では通用しない常識を持った人材ばかりとなる。自分達の常識でファンと接すれば、ファンは首をかしげるだろう。なぜならパチンコファンのほとんどは「他業種」で働いてるのだから。

 

交流の考え方を変える

パチンコ業界とファンとの交流は2つある。一つはファンを直接招待するイベント。もう一つはホールでの遊技を通じた間接的な対話。メインはもちろん後者だ。タヌ吉クラブで試打会にファンを呼んでも、納品後の地元ホールで悲惨な使われ方をしていたら、むしろ嫌悪感ばかり募るだろう。

イベントも交流、ホールの日常も交流なのだ。そこで、パチンコの窓口も2つの交流機能を持たせたい。一つはプレス発表、もう一つは「自ら飛躍を望む人材への舞台提供」だ。

 

直接交流・プレス発表

1階の飲食施設を貸し切る形で、プレス発表を行なう。大型プロジェクタや音響設備も含め、メーカーへ無料で貸し出す。「10万台以上の販売台数なら、ホテルや横浜アリーナを借り切ってくださいよ。1万台以下なら、予算的に節約できる、パチンコ窓口で」といったところだ。

さらに、2階には100人規模の会議室と、常設の写真撮影スタジオを用意したい。プレス発表には、芸能人やお姉ちゃんを用意する「お祭りタイプ」と、メーカー社員が淡々と語る「真面目タイプ」がある。お祭りタイプは1階の飲食施設、真面目タイプは2階の会議室で対応する。試打はもちろん、1階の試打コーナーで行なう。

ファンをプレス発表へ招くかはメーカー次第となるものの、打った感想を直接聞ける場所として活用してほしいところだ。とくに開発者は、表へ出てきてほしい。フィールドワークとしての「知」を吸収してほしい。

 

なぜ写真スタジオ?

写真撮影とは、パチンコ台のカタログや、公式WEBで使用する素材撮影のこと。現状、一般のグラビア撮影などを行なうスタジオを使用しており、確保するのに苦労する。また、ボッタクリカメラマンもいるようだ。そこで、パチンコの窓口に、写真撮影機能を用意したい。

メーカーは、プレス発表も写真撮影も無料で活用できる。その代わり、ノベルティグッズと試打機の貸し出しをお願いします、というギブアンドテイクだ。

 

間接交流・自ら飛躍を望む人材への舞台提供

ご存知の通り、私ボンペイ吉田は、各地で講演を行ってきた。招かれる形で場所を提供いただけたことは、感謝に尽きる。しかし、一般的に、何かを語ろうと思ったら自腹で会場を用意せねばならない。かくいう私も独立当初、自分でセミナーを開こうと考えたこともある。しかし、その希望はあえなく頓挫した。

上野で50人規模の会場を借りて、2時間のセミナーをやるとしよう。会場費は約25,000円、プロジェクターは10,000円。スクリーンが5,000円で、マイクとスピーカーで5,000円。締めて45,000円だ。

この負担は痛い。もちろん、有料セミナーとして会費を徴収すればペイできるだろう。しかし、顧客もいない、知名度もない、何の実績もない人間のセミナーに、カネを払おうという人は、どれほどいるだろうか。

また、個人的に最も躊躇したのは、「講演後」である。私は元ヒキコモリ&ニート。己を主役とした飲み会は、高すぎるハードルだった。私は、二の足を踏んだ。

 

自ら飛躍したい人の窓口になる

そこで、パチンコの窓口は、会議室を無料で貸し出す。もちろん、プロジェクタもスクリーンも、全部だ。必要ならばスタッフが司会進行を務めてもいい。兎にも角にも「語りたい」「この情熱を伝えたい」という人へ、場所を提供する。

駆け出しのコンサルタントによる練習を兼ねたセミナーでもいいし、ホールの若手スタッフによる提案でもいい。こうすればもっとパチンコホールはよくなると、語っていただきたい。そして、ファンを増やすべく活動してほしい。パチンコの窓口は、人材の「自らの飛躍」を全力でサポートする。

ただし、全て無料セミナーとする。もしも有料セミナーをやる場合は、売上の一部を徴収する。あくまでも、知的飛躍のため、業界のため、ファンのために語る人へのサポートなのだから。

 

毎日行なわれる無料セミナー

毎日誰かのセミナーを無料開催している形を作りたい。発信の場であり、受信の場となる。営業のヒントを求めて受講してもいいし、無名の原石をリクルーティングする場としてもいい。リカバリーサポートネットワークの東京講演拠点として使ってもらえたらとも思う。

新しい知識を発信したい人材、その知識を吸収したい人材。パチンコの窓口は、その両方を応援する。当然、講演終了後には名刺交換等も行なわれるだろう。もちろん、そのまま終了してもいいし、別企画の飲み会を催しても構わない。

毎日行なわれる無料セミナーを通じ、パチンコ業界における知の殿堂、人材「生誕」「供給」拠点となりたい。特に、羽ばたきたいけどくすぶっている人、学びたいけど躊躇している人に、光を当てる。

 

知の殿堂

自ら羽ばたきたい人に発表の場所を提供する。
ホール企業、メーカー、コンサルタントを問わない。
発表、受講、その全てを基本的に無料とする。

それがパチンコの窓口、二つ目の機能、

Intelligence(知の殿堂)・業界を素晴らしくする伝道師を生みだそう」だ。

 

ハーバード大学だったろうか。こんな研究をしたい!という学生には、学校の設備を無料で使わせるらしい。その上で補助金まで出して研究させる。これこそ確かに学問の拠点、知の殿堂だと思った。これをパチンコ業界でできないかなと思い、今回の提案へつながった。

 

次作はこちら