なるほどこれは凄い台だ

パチンコ, 業界ネタ

「吉田さん、凄い台があるよ」とのことで打ってみました。

ハンドルルパンの甘デジ。

なるほど、これは凄い。全てのメーカー関係者、ホール関係者に打ってほしい。あなた方が20年かけて目指してきたのはここだよと、一つの大きなメルクマールになっている。

 

 

他社なら緑予告くらいある演出量を毎回転ぶち込んでくる。打ち手は覚えきれないから、ごく短時間ですべての演出を空気と感じるようになる。

これはフルーツパンチだ。回転中の予告は、盛りだくさんに見えるけど、覚えきれないから意識の中では発生してないのと一緒になる。何十億円もかけて作ったナナセグ機と言えるでしょう。

どうなれば当たるか、人間の頭脳では理解できず、当たったとしても報酬は甘デジ。

 

時代に咲いた徒花と言うには、あまりにも大きな売上だった。ざっと400億円? ファンからホールを経由して、さらに平和さえも経由して、一体どこへ消えたのだろうか。

縦横無尽に動くマルチ液晶。何枚も重ねた導光板。見たこともない専用枠に、毎回転異なりすぎて把握しきれぬ大量演出。

 

あえて厳しいことを言いたい。

こいつを何年もかけて作り、400億円の市場を生み、ファンからクソ台の烙印を押された。それはもう平和の開発者だけの責任じゃない。
 

予想屋として「7週は間違いなく稼働する」と言った私も同類でしょう。開発を止められなかった平和役員の責任も大きい。

利益は産んだのだから、株主からは賞賛されるでしょうけど、平和はそこに留まる企業ではないはずだ。
業界人はぜひ、ハンドルルパンの甘デジを打ってみてほしい。

出玉は6Rで250個。2分の赤予告に連続予告、1分のスーパーリーチを見てハズレ。当たったとしても下皿チョロチョロ。演出を見させられる労働対価としては少なすぎるし、アタッカーへの入賞を妨害するプラ板とゲージ構成に、苛立ちだけはMAXになる。

我々の目指した未来はここだったのかと、全員がもう一度噛み締めねばならない。それを教えてくれる機械です。

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Posted by ボンペイ吉田