ギャンブル依存症問題を考える会の田中紀子代表は変節したのか

依存, 業界ネタ

「こういうパチンコファンの意見がパチンコの社会的理解を遠ざけてる」と、まるでファンが悪いかのように指摘する。しかも比較対象とするのはトヨタ自動車。

なんで企業と比較するんだろう。パチンコファンと比べるのなら自動車ユーザーでしょう。もしくはパチンコ業界側もメーカーを比較対象にすべきところ。

そんな無理筋な比較を元に対策を「国」に求める? トヨタはメーカーだし、パチンコファンはただの個人。書いてることが無茶苦茶です。そもそも田中紀子氏はパチンコ依存者全体を代表しているわけじゃないですし、ああ、この人は変わってしまったのかなと思ってしまう。

 

宇佐美典也氏の本を読んでみたけど、業界団体に対していきなり振込用紙を送りつけたことは一切触れていなかった。それこそがパチンコ業界との最初の接点なのに、「いきなりケンカ腰で来られた」と被害者的な立場を取っている。当時はまだ団体を作って1年未満。代表者は「私は元ギャンブル依存」と言っている。そしていきなり届いた振込用紙。うちの団体に資金を出してくれと。

出せないよ。組織の予算はそういう風にできていない。対話に応じないから敵対姿勢に転じたとも書いてある。敵対姿勢の先に対話があると思っていたなら、戦略そのものがおかしい。

そもそもパチンコ業界側は一度会ってる。そこから先、再び会って話を聞いてもらえるかは交渉者の実力次第です。普通は対話を重ね、信頼関係ができてからお金の話をしますよ。

なのに国会議員を動かし、釘問題につなげてパチンコ業界を土俵際まで追い込んだ。その行動は明確に、パチンコを滅ぼす方向へ直結していた。少なくとも「話し合いましょう」と言う人の行動ではありません。

田中紀子氏のツイッターを見てみると、自身へ批判的な意見はレスしない、もしくは一方的に打ち切る傾向にあります。それ自体は私も似たようなものだから構わないんだけど、「対話しましょう」という姿勢の人が取るべき態度ではないよね。ファンからの批判に対してすら説明を諦めるなら、どうやってパチンコ業界と対話するんだろうと思ってしまう。

最初にお会いしたときは確かに、「パチンコを滅ぼしても依存者は別のギャンブルに手を出す。だからパチンコを滅ぼしても意味はない」と言っていたんですよ。変節してしまったのか、何なのか。

→【最初にお会いしたときの話

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Posted by epachinko7@gmail.com