税の三原則【公平・中立・簡素】

政治・社会, 経済

間もなく消費税増税だけど、日本政府は「簡素」という言葉の意味を知っているのだろうかと疑いたくなる。

ラブホマリーの社長曰く。

「うちのホテル、部屋に冷蔵庫のない部屋がいくつかあるんだよね。冷蔵庫の飲み物を飲むと8%なんだけど、フロントにドリンクとして頼むと10%になる。同じ缶ビールでも缶ジュースでもそう。おかしいでしょこれ」

公平でも中立でも簡素でもない消費税増税。

印西市でもクーポン券の販売をやっていて、所得税を支払っていない個人を対象に、25,000円分の買い物をできるクーポンを20,000円で販売してる。母はこれの対象になったのだけれど、市役所へ行って、手続きを行い、数ヶ月待つともう一度呼び出され、窓口で交付されるんだって。

この面倒臭さや情報へのアクセスに加え、そもそも貧乏人は2万円をいきなり用意できないという問題を解決できないし、20,000円で25,000円を買うという行為を「損」と考える人は多いのだそうだ。手元から2万円を失うという感覚になるっぽいのよね。

結局の所、財務省の公務員も政治家も「上の方の人達」なんだよね。損得は数字だと考えてる。違う。下流へ行けば行くほど、損得は感情。しかも瞬間の感情なんだ。

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