短期決戦の鬼
日本代表保守の甲斐拓也を下ろして元首位打者の長谷川を代打へ送り込むソフトバンクの工藤監督。
対するジャイアンツの原監督は投手をマシソンから左の田口へ交代する。
なんと工藤監督は長谷川を下ろし、代打の代打に川島慶三を立てた。
制球の定まらない田口に対し、川島は気負うことなく、悠然と、バットを一度も振らずにストレートのフォアボールを選んだ。
この試合はここで決まった。
あるいは今年の日本シリーズ自体を決めてしまったかもしれない。
勇ましく 突き進め 勝利のために
明日に向かって走れ グランド狭しと
若武者慶三 いざ突き進め
思わずスワローズ時代の応援歌を口ずさんでいた。若武者と言われたKZも今やベテラン。ソフトバンクで貴重な地位を掴んだなぁ。
工藤監督というよりソフトバンクホークスの選手一人一人が、短期決戦の鬼だと思った。