平均負け額3,000円というバカデータ
平均3,000円の娯楽？
とあるホールさんと食事をしたときのこと。
「こないだ、セミナー行ったんよ。そしたらコンサルが『今の台粗は平均3,000円ですよ。そんなに負ける娯楽じゃないんです！』とか言ってたんよ。考えられる？ こいつ絶対パチンコ打ったことないと思ったわ」
と、そのホールさんは苦笑いを通り越して呆れ果てた顔をしていました。私もこれは、パチンコを打たない人の戯れ言だと思いましたね。平均値は3,000円として、じゃあ、中央値はいくらだよと。
人間の感性は平均で把握できない
例えば、1日だけ6万円勝つけど、9日間1万円負け続ける。平均は確かに-3,000円だけど、中央値は-1万円ですよ。
人間の感性は平均値ではなく中央値で計るようにできてる。だから4パチMAX無制限に耐えられないんです。
4パチMAXを10日間打ってみよう
1日目・▲1万円
2日目・▲1万円
3日目・±0円
4日目・▲2万円
5日目・＋15万円
6日目・▲2万円
7日目・▲1万円
8日目・▲3万円
9日目・▲2万円
10日目・▲3万円
計・▲3万円
平均値・▲3,000円
中央値・▲2万円
この1勝8敗1分。結構リアルな数値ですよね。この状況を想像してみて下さい。平均値と中央値、どっちがプレイヤーの感覚に近いと思いますか？
少なくとも「平均3,000円負けだから、大して苦しくない」と言っちゃうデータ分析の専門家がいたら、ホールさんじゃなくても突っ込み入れますわ。
人間の感性は中央値で考える
繰り返しますけど、人間の感性は（特にギャンブリングにおいては）平均値で計算できないんです。体感は中央値。
4パチ無制限MAXは実態以上の「痛み」を感ずるため、その痛みを快感と感ずるMAX民族以外には、快感を与えられない。
ゆえに、平均負け額は昔と同じでも遊技人口は減り続けた、ということですね。