なぜメガコンテンツは稼働し続けるのか

パチンコ

普通の機械の場合

mega

着席し、どんな台かを少しずつ知り、どうなれば当るか把握し、玉を出したり飲まれたりする中で納得し、勝利や凄い演出を見て感動する。

おおむね、どうなれば当るか把握できれば第一段階を突破。納得、感動というフェーズへ行けば、再遊技の可能性は高まります。

 

なぜ最近の機械は稼働しないか

なぜ最近の機械は全く稼働しないかといえば、

1.新装は出るという幻想の消滅により、まず着席しない
2.多すぎる演出や複雑なスペックを認知しきれない
3.認知不足は大当りまでの道筋把握を困難にし
4.敗北も勝利も納得できず
5.感動どころか悪意を持って店を後にする

3段階目の把握を突破できないと、糞台と呼ばれます。

 

 

メガコンテンツの場合

mega3

おおむね大量導入されるから、着席せずにスルーはありえないし、登場キャラや機械の性格(スペックの意図)は知ってるし、どうなれば当るかも把握できている。

つまり、新装初日から、突破せねばならない「把握」をクリアできている。だから稼働する。

続編でスペックダウンすると失敗するのは、把握していたはずの前提が崩れることで、認知をやり直さねばならないからですね。

 

メイン機種の稼働終了後、最初のメイン機種が大事

メインとなる機種が稼働中ならば、亜流をコケさせても問題はありません。「次のメイン」で妙な冒険をしなければ、シリーズものとしての稼働は継続します。

また、メイン機種の稼働終了後、亜流を出さずに次のメインを成功させれば問題ない。

しかし万が一、次のメインでコケてしまった場合、メガコンテンツとして退場を迫られるでしょう。つまり、階段の一段目から再スタートを迫られるんですね。

 

 

ケーススタディ・慶次牙狼海

慶次は、漢の稼働が終わってるのに、琉を出してしまった。まさに「メイン機種の稼働を終えた状態で、次のメインをコケさせた」。

牙狼の場合、レッドレクイエムを失敗させたけど、あの時点で初代は常連に支えられ底堅く動いていたため、慶次のようにならずに済む。亜流の暗黒騎士呀鎧伝を挟み、次のメインである牙狼魔戒閃騎鋼へ「間に合った」。

そして、牙王という亜流を挟みFINAL、桃幻という亜流を挟み金牙狼。狙ったのか偶然なのかは分からないけど、見事としか言いようがない。

海はどうでしょうかね。沖縄か大海さえ動いていれば、途中で川やら桜やらぼのぼのやらをコケさせたって、次のメインまでファンは待ってくれる。もしも亜流の海で三洋が何かをつかんだならば、今度へ活かせるでしょう。

 

 

亜流との付き合い方

メガコンテンツと一般コンテンツを比較することは無意味なんです。ちょっとヒットすると、「○○で好評のスペックを搭載!」「▲▲を作ったチームが担当しました!」と言い出しますけど、関係ないんだよ。

メガコンテンツは、既に把握まで終えてるから稼働するのであって、そのまま水平展開できる話じゃない。

ただ逆に。

メーカーは、次のメインさえしっかり作れているならば、亜流であれこれ試すチャンスだし、亜流を亜流と分かっているならばホールも買っていい。

問題なのは、戦略の無いまま販売台数目当てでリリースしたり、亜流なのだと理解せずに買ってしまうことでしょう。

 

パチンコ

Posted by ボンペイ吉田