雲を目指す
NHKドラマで、坂の上の雲ってあったでしょ。秋山真之・好古兄弟や正岡子規を中心に、西洋列強へ学び、世界への一歩目を歩み始めた日本を描いた、渾身のドラマだった。
渡辺謙のナレーションに、こんな一節がある。
彼らは明治という時代人の体質で
前をのみを見つめながら歩く
のぼって行く坂の上の青い天に
もし一朶(いちだ)の白い雲が輝いているとすれば
それのみを見つめて
坂をのぼっていくであろう
ゆったりと流れる雲を目指し、青年達は迷うことなく坂をのぼっていく。激動の明治と開けゆく日本を坂と雲に例えた。壮大で感動的な一節だ。
そんな坂の上の雲。オープニングでもこの一説を取り入れていました。
迷い悩むほど 人は強さを掴むから 夢を見る
凜として旅立つ 一朶（いちだ）の雲を目指し
ああ、なんていう雄大さだろう。迷わずiTunesで購入し、車内で聞いていました。自分も一歩一歩、坂をのぼっていこうではないかと。
そしたらさ。
たまたまこれの次に流れた曲がストライクウィッチーズ2のオープニング曲でさ。こんな歌詞でした。
胸にしまったその傷も
笑顔の魔法でね
勇気に変えたら
もっともっと羽ばたけるはず
雲を抜け 大空へと
うわ！ 雲を突き抜けちゃったよ！ 明治の青年達が坂を一歩一歩のぼっている最中に、パンツ一丁の美少女が魔法でびゅーんって！Σ(￣◇￣;)
<< んじゃ、お先に
('A`)
思ったね。
どんな努力も、魔法には勝てない。
天才の主人公には勝てないって。オッサンが雲を掴もうと一歩一歩坂をのぼったって、ストライカー身につけた女の子は一気に雲を突き抜けちゃうんだな。
あー。
ストパンは色々な真理を教えてくれるね（投げやり）
