憧れは憧れのままに
子供の頃にやってたかったこと、食べてみたかったモノってあるじゃないですか。ビックリマンチョコの大人買いとか、鍋プリンとか、フルーチェ一気食いとか。
私の場合は、これ。
うちの母親って、定番以外に手を出さないタイプだったんですよ。牛乳は雪印、味噌はヤマサ、ティッシュはクリネックスみたいな。たまには違うものをと言っても聞いてくれなかった。
今でこそ「スーパーの牛乳を全種類制覇する。低脂肪乳コミで」とか言っちゃうんだから、一体なんだったんだと。
当然、黄色いスイカなど邪道中の邪道。種無しスイカや小玉スイカすら拒否してたからね。
先日、スーパーで買い物してたら、カットフルーツコーナーに黄色いスイカを発見。トキメキとともにカゴへ入れました。齢四十にして黄色スイカデビューですよ!
うおー! 昂ぶってきた! いただきます!
シャクシャク
シャクシャク
・・・シャク
(・´ω`・)
これ、スイカじゃん。
赤いスイカと同じ味じゃん。むしろ季節早すぎて味薄いじゃん。
いや、スイカだからスイカ味なのは当たり前なんだけど、イチゴの味とかしちゃっても困るんだけど、なんだよ、スイカだよ。
黄色いスイカに罪は無いのだけれど、子供の頃の憧れを大人になって実現すると、大抵ロクな結果にならんよな。憧れは憧れのままにしておくべきなんだと気づくことで、人は大人になっていくのだろう。
たぶん。
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