やってもうた
演壇の横。講師席に座りながら寝てしまった。目覚めると、聴衆の女性がセミナーの感想を述べていて、私のことをばつが悪そうに褒めていた。
状況を理解できず、主催者側の担当者をつかまえ尋ねた。
「すみません、講演をした記憶がないんですが」
担当者は怪訝な表情を浮かべ、面倒くさそうに口を開く。
「それはそうでしょう。ずっと寝ていらしたから」
あり得ないと否定してみるものの、スライドを詰め込んだ自身のVAIOは閉じられており、何も準備していないことを物語っている。助けを求めて周囲を見渡すも、誰も目を合わせようとしない。黒板には何やら色々と書かれており、私の前に講演した人のものだろうと瞬時に理解できた。
「吉田さんの講演時間分は、一つ前を担当された○○大学の○○先生が、時間を延長する形でお話しいただきました。さすがの内容でした」
黒板を再確認すると、一ヶ月を4分割しており、どのタイミングでどんな機械を投入すれば、店舗の持つ実力以上の稼働をつかみ取れるか分析されている。詳細は不明なれど、普通の人間では到達できない分析手法を駆使していることは分かった。
一方の私はずっと講師席で寝ており、自分の講演をすっぽかした。目は泳ぎ、こみ上げる吐き気と冷や汗を止められない。今から講演しようにも聴衆は帰宅を始めている。
ならば主催者に謝罪せねばと、会場を飛び出した。
・・・という夢を見た。死ぬかと思った。
ディスカッション
コメント一覧
それ夢じゃないよ
やめてヽ(´Д`;)ノ
入札が近くなると、入札し忘れた夢を見ます。
起きると息があがっていて、睡眠時無呼吸なんだなと実感します。