トキオプレミアムがトキオデラックスを超えた瞬間
SPルートなんていらねえよ。スペシャルVゾーンなんていらねえよ。アクリル背面に液晶とか鬱陶しいんだよ。タワーの柱を銀色にしたら玉が見にくいじゃねえかバカか死ねよボケカス。
1鳴きからは滅多に行かぬSPルートへ向かい、速度を上げて自由の女神を通過し、ドリフトするかのように急カーブを駆け抜け、白いゲートへ当りもせず突っ込み、そのまま穴を落下したら、回転体の停止タイミングとピタリ一致し、Vまで一気に駆け抜けた。
最後のスペシャルVゾーンは外したものの、3秒にも満たぬ一連の動きは、雨雲を穿つ光の矢の閃きを持って脳髄を切り裂いた。
ああ、アムテックスの開発者が見せたかったのは、この景色だったのか
そう理解した私は、ラウンド抽選へ向かう銀の玉を見もせず、いや、視界にこそ入っていたのだろうが、ただひたすらに、呆けていた。
美しい。
滅多に見られぬ、針の穴を通すような奇跡の軌跡。トキオプレミアムのSPルートは、完璧であることの美しさを見せてくれた。
全てを理解した瞬間、トキオプレミアムは、トキオデラックスを超えた。これからは、あらゆる不満も奇跡へ向かうステップなのだと好意的に受け入れられるだろう。
だが液晶、てめーはダメだ。
ディスカッション
コメント一覧
まさに刹那の衝撃ですね。
パチンコ打ってて感動できる瞬間です。
ところでブンブン丸が2個もついてるのは、もしや次はブンブン丸?って勝手に思ってました。
正直、(´ ゚д゚)すっげー ってなりました。
普段はこういう作為的な部分に感動しないんだけど、羽根モノの可能性が絶たれた日に打ったから、余計に心へ響いたのかもしれません。
SPルートの中心の穴を広げてタメを無くしたのはそういった理由があるってことですか?
ざっけんな。そんな数百回に一回の奇跡より通常起こりうる事象で盛り上げろ。
そうは言っても、最大あと3年でこいつは市場から全台消えますし、新しい羽根モノは出ないわけで。消えた後になって「そうは言っても楽しかったよね」と後悔するのは、みなし機撤去で懲りました。