パチンコ業界はもうダメ

パチンコ, 業界ネタ

これね。日本はダメダメ言う人って、なんかちょっと嬉しそうでしょ。

パチンコ業界はどうなのか。

いや、正直、従来のパチンコである「釘調整を読んで勝つ」という時代は、数年のうちに終わるかなという感じ。私にとってそれはパチンコの終焉を意味するのだけれど、逆に見れば「釘を捨てて業を残す」とも言える。

設定付きパチンコで釘調整はなくなる。ということは、トキオのような羽根モノも、天龍のような一発台もなくなるのかな。アナログの完全な終焉。

哀愁深く落ち込んではいるけれど、私の仕事は10年前から既にデジタル機ばかりを相手にしてるんだよね。

新台レポートも、メーカーへの報告書も、全部デジタル機だ。

液晶画面の分析ばかりやっている。

趣味としてもパチンコは終わりそうだけど、仕事としてのパチンコは変わらないのかなと思ってみたり。

パチンコはダメになったとしても、業としてはダメになっていない。かつてはインベーダーゲームで、かつてはファミコンで、かつてはあらゆる規制で、ファンを奪われ、存亡の危機に瀕したパチンコ業界ですけど、今回もしっかり生き残るあたり、強い世界だなと思いました。

そしてそれは誇っていい。

先代や、私達の先輩方がパチンコ業を我々に残してくれたように、私達も次の世代へ残さねばならない。社会の要請に応えて形を変え、庶民の娯楽として残っていく強さを私達は持っているわけですから。

パチンコ業界は駄目じゃない。

たかがパチンコ。

されどパチンコ。

だからパチンコです。

ただ一つだけ言うならば、かつてパチンコホールの半分近くは羽根モノだった。ゆるいゆるい射幸性だった。2.5円交換、4,000発で打止。何万円も何十万円も勝てるようなギャンブルじゃなかった。

あの頃のまま進めていたなら、いたずらに射幸性を高めなければ、今のような事態には陥っていなかったはずだ。

平沢勝栄とCR機

全てはあそこなんだよ。

あそこから滅びと衰退の路線図は引かれた。

別に平沢議員を恨むつもりもないし、脱税問題に端を発するインとアウトのクリアだって社会の要請であったからね。

我々は忘れちゃいけない。射幸性の追求は滅びへつながるっていうこと。一時の増客は、身を滅ぼすような苦しみへ繋がるっていうこと。

おそらくメーカーもホールも自制できないから、警察にはね、もっと強権を発動してもらって構わんわ。ここまで言って警察頼みかよって情けなさはあるけれど。(´・ω・`)

業界側で自制できないなら滅びちゃっても仕方ないのかなと、最近は思います。だってメーカーもホールも射幸性を追求するじゃん。自分達で滅ぶ方を選んでるんだから。監督官庁が汗をかいて生き延びさせてあげる理由はないと思うしね。

その一方、射幸性アップの直接の引き金となったCR機と、それを強力に推進したのは平沢勝栄であることからして、最後まで付き合ってもらわにゃ困るわね、警察には