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客は知ってる? それは甘えだよ 客は知らない? それは甘えだよ

機械の調査をしていると、いつも大きな疑問にぶち当たるんです。何かの続編を打つと、基本的に前作をベースに盛ってあるのだけれど、「青予告からSPに発展するとアツい部分は踏襲し、その上で新たにRUSHルートを搭載しました」といった感じで、前作を打ちまくった人にしかわからない法則を前提としていたりする。

開発者って「客は前作を打っているはずだ」と思ってんじゃないか? や、打ってる人はいるだろうけど、細かいところまで覚えてる人はそんなに多くないよね。前作を打たずに続編から打ち始める人もいるわけでさ。前作を打ち、細かいところまできっちり覚えてるはずだという前提は、それ、甘えじゃない?

仮に前作で1万台売れたとしても400万台中の1万台。それが7週8週動いたところで、大半の人は触ってもいない。「大ヒットしたあの○○に▲▲が加わり再びホールに嵐を巻き起こす!」みたいな? ねーよ。

後継機で稼働を上げきれないケースを多く見かけるけど、その問題の根本は「知ってるはずだ」「覚えてるはずだ」という甘えにあるように思うんです。

 

卑近な例で恐縮ですが、私は業界内のブロガーとしてはそれなりに有名な方でしょう。少なくともキャリアは長い。ウェブ日記から18年というのは業界最長で間違いありません。常連さんも多い。それでも「以前ブログでも書いたが」という表現を多く使います。すなわち同じことを何度も書いてるんです。

しつこい、分かったよ、何度もいうなよ新鮮味がないという意見はあるだろうけれど、毎年何十万人も新しく成人していく世の中で、常連さんの記憶に甘えて書き続ければ、急速にファンを減らすでしょう。常に吉田を知らない人が目の前にいる意識を持って書いています。

先日、スロ専に変わって絶好調の楽園蒲田店に立ち寄りました。パチンコ併設だった頃、Wi-Fiのパスワードが分からずスタッフに聞いたことがありまして。スタッフも咄嗟に答えられずインカムで質問していました。台間POPにも告知シールなどにも一切書かれていなかった。

翌日は同じ楽園の新越谷店へ行ったんですけど、

 

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