吉田圭志40歳

個人ネタ, 業界ネタ

9月9日はボンペイ吉田デー

髪も薄くなりました

10代の頃、40歳というのはもう、大人というか「オッサン」だと思っていた。実際にそうなんだけど、なってみると、まあ、オッサンだね。

ただ、元々、世間一般的な青春時代を送ってないからか、最近の若者は~とか、俺も学生時代は~みたいなロジックへは向かってない。

子供の頃から、自分の勝負は40代だと思っていた。カタカナ系の仕事に就き、スマートになって、綺麗な嫁さんと子供に囲まれ、世界中を飛び回るだろうと。

何一つ叶わなかった私。でもまあ、パチンコだってカタカナだしね。嫁はモニタの中で微笑んでるしね。日本中は飛び回ってるから、まあ多少はね。

 

泣いてなんかない

実現不可能な計画は、妄想です。はい私、妄想しておりました。

最近、パチンコ業界では、一つの妄想が大流行しています。「パチンコ業界はなんだかんだで残る」って、やたらと聞くようになりました。

こういう意見って、業績好調だったら出てこないんだよね。不調だから出てくるセリフなの。不安の表れでしかない。後付けの根拠で「残る」と言ってるだけ。妄想、願望。モニタ内の嫁が出てきてほしいってのと、同じレベル。

 

合理的な判断を重視してますか?

こういう副題を付けると、ちょっとコンサルっぽいよね(笑) でも、メーカーにせよホールにせよ、皆さん、おおむね合理的な判断をしてるんですよ。少なくとも、「俺は不合理な判断ばかりしつづけてきたぜ!(キラッ★」という経営者は、おらん。

ただ、合理的な判断をした結果、ファンは減った。ここまで落ち込んだ。このまま同じような判断をして、ファンは増えるんですかと。会社の業績は上がるんですかと。

 

深いところで客をバカにしてない?

客はね。回らない台を打ってるんですよ。毎週のように投入される、回らない新台を打ってるんですよ。金を増やしたいという下心にまみれた自己責任だと知ってるから、暴動こそ起きないけどね。

メーカーやホールは「ある程度は騙せてる」と思ってるかもしれない。だから、大量の機械を出して、新装初日から渋釘にして。それが常態化してるわけで。

でも彼らは、回らない、勝てないと分かって打ってるの。不合理だと知ってるの。

 

ファンの不合理な判断に頼る業界

今のパチンコ業界は、客の不合理な判断で、どうにか保ってる。客の不合理な判断という、あまりにも不安定なものに頼ることで、皆さんの合理は成立してるんですよ。

客はバカじゃない。だからみんな離脱していった。

 

不合理の合理

経営に合理的な判断は必要。当然だ。だけど、その合理は客の不合理に頼っているのだと、頭の片隅に置いといてほしい。

そして業界人みんなが、どこかのタイミングで、自分のできる範囲で構わないから、「少しの不合理」を選んでほしい。

警察が、自民党議員が、「パチンコ業界を存在させるのは合理的じゃない」と判断したら終わりなんですから。合理的に滅びるのは、やめよう。

 

 

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Posted by ボンペイ吉田