私が自慢できることは二つしかない

新台レポート

一つは、8年にわたってほぼ全ての機種評価レポートを書いてきたこと

一つは、それを読みたいと言ってお金を払ってくれる顧客に恵まれたこと

 

遊協で講演をやったとか、ブログの月間PVが30万だとか、そういうのって「箔」にはなるのかもしれないけど、自慢にはならないんだよね。私の自慢は、商品を自分の手で作り続けたことと、それを何年にもわたって買ってくれる人がいること。

 

これに、発行できることへの感謝が加わる。かつての奥村遊機のように、機械を見せませんと言われたら新台レポートはたちまち危機を迎えるわけで。ムカつくデブだと思いつつも、機械を見せ続けてくれたメーカーには感謝しかない。

 

・・・いつか、いつか見返したかったんだよね。奥村遊機から契約を取りたかった。長野の山本商事さんへ向かう高速バスの中で、何度も何度も、何度も、歯を食いしばって誓った。いつか見てろ、いつか、いつか見てろと。小さい器と言われたら本当におっしゃるとおりでございます

 

だからね。破産する、消滅すると聞いたとき、泣いたよな。頭に浮かぶ名機の数々と、何時間も続いた奥村東京支店での面談。悲喜こもごもな感情は宙ぶらりん。サウナで前歯を折ったあの日だよ。BUNBUNで6枚交換Aタイプを打って、目の前の居酒屋で酒を飲んで、サウナに入って歯を折って。泣いた。

 

考えられるかよ。メーカーが先になくなっちゃうんだよ? そら食いしばった歯も折れるわ。

 

 

だからこそ、ここまで続けられたは会員さんのおかげだと実感できる。

これは奇跡だ。

パチンコ業界には奇跡がある

 

正直なところ新台レポートは持ってあと3年かなとは思うけど、2007年の9月、怯えつつも年間契約制をスタートした気持ちを思い出し、もう一度、パンツのゴムを締め直したいと思います。

 

新台レポート

Posted by ボンペイ吉田