あなたも悪を社会的に抹殺するヒーローになれるよ
ニューズウィークのコラムで「ネットの炎上」を取り上げていた。どうやらフルボッコの会はアメリカでも組織されるようで、人間の根本なんだろうなと思わされた。
ネットで「正義の味方」になるのは簡単だ。叩きやすい人を見つけて、正義の名のもとに制裁を与えればいいのだから。匿名のままでいれば、自分が公で処刑されるリスクを犯さずに攻撃できる。これほど鬱憤晴らしになる娯楽はないだろう。
実際には他人を救う力がなくても、他人の人生を破壊するパワーは誰にでも持てる。それを使う「スーパーヒーロー」たちが蔓延しているのが今のインターネットの世界だ。
ただし、この悪意のパワーは誰の中にも潜んでいる。気をつけていないと、自分自身も正義感を振りかざして他人を破壊するスーパーヒーローになってしまう。
ソース→【News Week日本語版】
マイナンバー制度がスタートしたら、ネットの書き込みに対して1/100000くらいの確率で、マイナンバーが表示されるようにすればいいんじゃないかな。炎上を吹き飛ばすのは別の炎上だったりするから、矛先が一気に変わって面白いかもしれないな。
ディスカッション
コメント一覧
あら、今同じような内容の記事UPしたばかりw
今だにネット情報の扱い方を知らない人間が多すぎます。
というか知ってて先導しようとする輩が多すぎるのか?
記事、読みました。
同じベクトルですねw
ただですなぁ、近代言論の立ち位置は常に「相手にAと言ったらAと言われることにも合意している。双方向性でないかぎり言論として成立しない(発言しちゃいかん)」ってことで。
つまり「差別主義者は差別される」んですよ。「差別する/されることに合意している」んだから。
これが「言論における抑止力」なんですよ。
近代法の大事なところは「自分もその立場(犯罪者)になるかもしれないから、人を憎まず、その行為(罪)を罰し、更生を期待し、行為(罪)を社会に受容してもらう」ってものなのです。
なので、基本は「最初に馬鹿アホ間抜け言った奴が、何よりも100%悪い」のです。その上で情状酌量(自分が浅はか無知バカ門外漢でしたすみません)を許すのか、どうかはその場の人だったり、司法が決めることです。
現法務上は知りませんが、自由=自己抑止不要=原始的な状況に置かれているインターネット上では、バカ抜かした奴を棍棒で殴るのも、賞賛し、いいね!を送り、投げ銭し、ようつべから金をもらうのも、一緒なんですよ本当は。