10万円負けて思うこと

ガチ打ち, パチンコ

蒼天の拳。貯玉、現金、合わせて10万円ほど突っ込みました。一度も天帰演出を見ていませんが、まあ、思うことはある。

 

好き嫌いで言えば、好きな方に入ります。つまらないと思ったら10万円も突っ込めない。マルチ液晶嫌いな私ですけど、これは唯一気に入った。バトル突入時と敗戦時の処理は「天晴」のひとこと。

役モノを最小限に絞った分、回転頭からの擬似連を豊富に用意し、飽きさせないよう工夫した。

その一方でね。負けたヒガミも含めて言うけれど、この機種で大勝ちしなくてよかったとも感じた。

なぜならこの機械は特殊にすぎる。偶然じゃないかと訝しむほど、ぎりぎりのバランスに成り立っている。分岐も多く、本来なら把握しにくいフローだ。そんなものを基準にしたら、世のすべてはクソ台だらけになる。

大勝を繰り返し、大好きな機械となってしまったら、他の機械を見る目は曇る。亜流に心酔すると、どんな機械もダメに感じてしまうんだ。

開発者が蒼天の拳を気に入ったら最悪だよね。まず間違いなく、演出垂れ流し系の擬似連を大量に用意し、俺ならもっとこのフローを活かせるとばかりに、役モノの動きをいくつも絡ませるだろう。

出来上がった機械は、営業マンでも理解できぬ、珍奇なフローをもったガチャガチャ系だ。長いムービーと多くの役モノを使うため、開発費はかさむ。値引きできず、売れず、バラエティコーナーの片隅で低稼働に終わる。

 

開発担当者をぶん殴ってやりたいほど負けた、蒼天の拳天帰。一方、これだけ負けても面白いと言わしめた、その開発センスに上から目線で拍手を贈りたい。

お見事。

ガチ打ち, パチンコ

Posted by ボンペイ吉田