ホール業界は4+1類型 その2

お仕事, ホール

現在、雨で試合中断中につき、この記事の続きを書いてみますよ。まあ、 長々とそれっぽいことを書きますけど、大したことは言ってません。暇な方のみ、おつきあいください(´・ω・`)

 

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今回のテーマ

  • 新台高玉型ってどういうホールだよ
  • カネで辿り着ける限界

 

代表ホールはマルハン

順番からすると「優位性・高 & ターゲット・広」の海ジャグ型から書くべきなんでしょうけど、最初に書くべきは、そこじゃない。右上「優位性・低 & ターゲット・広」な、新台高玉型です。

ひと言で定義するなら、新台バンバン買って、MAXでBOX、ポップスな俺達だYo! みたいな。そう、マルハンですね。

カネを持っており、頭の良い人材を抱え、決して油断しない。まあ、どうあがいても勝てませんわ。それこそ、数兆円のキャッシュを持ってる外資系企業でも攻めてこない限り、安泰でしょう。

 

予算とのシビアな戦い

そんなに強いならこのままでええやん、ってことなんでしょうけど、そうは行かない。全国のマルハンを見るだけで答えは出ちゃう。

図でも分かるとおり、強い店舗には2種類ありますよね。一つは海ジャグ型、もう一つは新台高玉型。

この二つには大きな違いがあります。海ジャグ型は、海とジャグラーの稼働率で地域一番店。新台高玉型は、海ジャグはそうでもないけど、全体として客数はトップという店。

シマを固定できる海ジャグ型と比べ、新台高玉型は最新機種の大量導入を求められるため、大変な予算を必要とします。マルハンは意外と、海ジャグ型より、新台高玉型が多い。

 

脱等価の流れ

エリア全体で脱等価の流れが起きたとき、新台高玉型はやや不利になりますよね。MAXタイプってのはその荒さゆえ、渋釘を覆い隠せる。つまり(いわゆる)等価交換向き。

脱等価となればなるほど出玉感を出しやすくなるため、MAXタイプ以外でも主力として使えるようになる。そうなると、渋釘前提のMAXBOXでCOOLな俺達は行き詰まる。

 

差別化とは何ぞや

ランチェスター戦略だかなんだか知らないけど、弱者は差別化をしろという話を聞きます。確かにその通りなんだけど、パチンコ業界は他業種に比べ、差別化できる要素が限られてる。大手に真似され、差別化は死んじゃうよね。

究極の差別化は「新台を何でもかんでも大量導入」ということになる。

アホかと思うかもしれないけど、他のホールは決して真似できないじゃん。差別化じゃん。

ここは覚えておいてほしいんだけど、パチンコホールにおける差別化は、カネがかかるんだね。だから新台高玉型は「強者」なんだ。

 

カネで辿り着ける限界

カネをかけるがゆえに、限界も早い。だってある意味自転車操業だしね。特に今のようにイベントを禁止され、機種の寿命が短くなってしまうと、入替頻度は益々早くなってしまう。

そうなればホールは「機械代を回収するための新装開店」に陥り、釘はさらに渋くなり、結果としてコストリーダーでもある王者に駆逐され、低玉型へ転落してしまう。

カネを新台へ振分けているホールは今年、信じられないくらいの勢いで行き詰まっていくよ。

 

新台高玉型ホールはどうするべきか

マルハンは機械予算を絞り、機種を決定する仕組みを作り替えたという噂を聞くけど、本当だとしたら、決断した経営層は見事だね。もしも続けていたら、各地区に存在する王者からカウンターパンチを喰らうところだったよ。脱等価の流れもマルハンには不利だ。

新台高玉型ホールは早々に看板コーナーを作り上げ、比較的予算を抑えられる海ジャグ型へシフトせねばならない。海物語やジャグラーでなくとも、最低1年半くらい入替をしなくても平気なコーナーを作ること。普通なら困難な話だけど、新台高玉型で勝ち抜いたホールならできる。

なぜなら、予算があるから。

海物語の稼働に、以前ほどの力強さを感じられなくなってきた今こそ、豊富な予算を使うチャンス。「海ジャグとは異なる看板機種」へ出玉を振分けるチャンスなんですわね。

 

 

まあ、新台買うより釘開けろってことだ(´・ω・`)

 

 

お仕事, ホール

Posted by ボンペイ吉田