冷笑したいだけの人

個人ネタ

20150220-120344.jpg

って、いるじゃないですか。

あ、↑こういう、タイトルと本文を分けてるようで繋げて書くの、嫌いなんですよ。多用する人を冷笑してたよ、私。

この冷笑ってのは概ね、無知とプライドの天秤崩壊によるものなんだよね。

「はいはい、知ってる知ってる」
「何やってんだ、あのバカは」

大体、これよ。
冷笑を繰り出す人ほど、他人から冷笑されることに耐えられない。なぜなら、冷笑して対象を貶めることで対象と己を同じレベルへ揃え、心の均衡を保つのね。

でも、ダメなんだな。
カープ女子として流行語大賞で表彰された石田敦子は、球場ラヴァーズでこう表現した。「ダメなんだよ。ホンモノは身体で分かっちゃう。頭で否定しても、輝く星との距離は身体で分かっちゃう」と。

じゃあ、冷笑癖をやめる?
それはそれは難しい。やめた瞬間、自分のレベルを認めることになる。地を這う、何者でもない自分を認められるかよ。

特にクリエイターの場合は弊害も大きくて、自分は優秀だと言い聞かせることで突破してきた壁、生産量を超えられなくなる。

私はもっと、バカバカしいほどの、清々しいほどの、トンチンカン無知だったはずだ。分からないものを謙虚に受け止めるのではなく、分からないまま突っ張り、最後は敗北を認めるのを芸風としてきた。冷笑から始まり、批判を受け、敗北で終わる。懲りずにそれを繰り返す。

あの頃って今ほどPVはなかったけど、今へとつながる支持者を獲得できた頃だったなとも思う。冷笑と敗北から生まれる「熱」は、人を魅了し、人を育てるのかもしれない。

いつしか私は、敗北にプライドが耐えられなくなり、冷笑をやめたのかもしれない。だとしたら、ああ、これは大変だ。

トンカツ食べて落ち着くことにした自分に冷笑を送り、とりあえず落ち着くことにした。午後はどうしようか。仕事せずに、パチンコ屋でも行くかな。昨日打てなかったアラジンを爆発させてやろう。

個人ネタ

Posted by ボンペイ吉田