サカイ引越センター
2012年、民主党政権崩壊。このとき、建設や金融とともに購入した株が、サカイ引越センターでした。景気回復となればヒト・カネ・モノが動くようになるというけれど、企業が成長するときにはオフィスも動く。移転する。ああ、引越しだ。
この予想はズバリ的中し、当時1,700円だった株価は6,000円を超えました。その過程で知ったのは、サカイ引越センターの思想。株主通信として送られてくる冊子は、他者と比べ、読みやすさにおいて頭一つ抜けていました。ああ、この会社はお客様の方を向いているのだと、長期保有を決めます。
その後、2014年にサカイは引越し業界で売上首位となり、株価もそれに応えてくれました。ウォーレンバフェットじゃないけれど、優良株を長く持つのはたまらない魅力だなと実感したものです。
でも、サカイといえばこれじゃん。
ハイ。
耳に残るメロディと、耳に残らされる関西弁。超高速で閉まるエレベータ。今流れている上品なCMとは異なり、エッヂが効いてる、というかエッヂしかないCMだった。勉強しまっせというフレーズは、安くするだけでなく、基本価値は落としまへんで、という条件を内包している。それが関西圏以外の人達にも「刺さった」。
思うんだよね。上品さや上質さ、高価格ってのは、天下を取ってからでも遅くない。広い層をターゲットとする商売は、基本価値を低価格で提供することから始めなければならない。そう思うんだよ。
ディスカッション
コメント一覧
10年以上前にドライバー募集の面接のために営業所へ行きましたが、社員といえども現場人員は表玄関出入り禁止(罰として2階の窓から吊り下げの刑だそうです)、面接担当者「サカイは給料安いです、それだけでは生活出来ないけど頑張ればお客さんからのご祝儀で食べていけます」と言われ止めました。 現場の人間を大切にしない会社は嫌いですね。
うわ、それは酷いですね!
従業員を大切にしない会社はダメだ。
そういえば、サカイはかつて不祥事を起こしたと記憶しています。労災を隠していた。それ以降、「ちゃんとした会社」になれたかどうかは分かりませんが、ドライブレコーダーの導入だけは早かったなと。