ようこそパチンコ業界へ

今日からパチンコ業界で働く新人の皆さんへ、いくつか上から目線でお伝えしたいと思います。ホール、販社営業、ライター、ブロガー、独立事業主と経験していますので、ある程度参考になるかなと。

◆全ての人へ

昔からいわれていることですけど、この業界、潰しは利きません。嫌になって飛び出し、他業種へ転職した人も、かなりの確率で戻ってきます。「パチンコ業界でダメ、他業種へ転職して成功した」という人は少ないようです。

会社組織では「二つ上の人」から好かれるように努力しましょう。ホールなら班長ではなく主任、メーカーなら係長ではなく課長。あらゆる業種に通ずる、サラリーマンの秘訣ですね。

二つ上の人から見れば、優秀な直近の部下を常に求めますから。また、結果として優秀な一つ上のスキルを吸収することになるため、自然と評価されるようになります。

そもそも一つ上の人に好かれても、あまり意味は無い。あなたが優秀であればあるほど己の地位を脅かされると感じ、二つ上の人にロクデモナイ報告をしたりしますから。

極論に思えるかもしれませんけど、人間の組織って、そんなもんです。

パチンコ業界は今後、あなた方を中心に回ります。何が何でも食いついていきましょう。接客、運営、人材育成など、あなたの会社には全て揃っています。不満を感じたとしても、それはほとんどの場合、あなたの未熟さからくる贅沢です。

一つだけ注意したいのは、会社の大きさを自分の実力と勘違いしないこと。大手ホールの店長からコンサルへ転身し、失敗してきた先輩方を多く見てきました。

パチンコを打ってみると分りますけど、接客だけで店を決めたりしません。でもあなたの店はお客さんで溢れている。それは全て会社の力と考えましょう。あなたの仕事は、会社の力をお客さんへ伝える「媒介」の役割なんですね。

真面目さと元気さ、そして謙虚さ。一定のコミュニケーション能力こそ重要です。

これから極めて厳しい状況となります。しかし、パチンコ業界の本質、醍醐味を全て味わえるのは中小ホールです。学歴、職歴、一切関係なし。能力を努力で伸ばせれば、大手ホールとは比べものにならないほど早く出世できるでしょう。

中小ホールにおける出世の定義は何か。それは「ハンマーを持てるようになること」です。パチンコの釘、スロットの設定、計数管理をできるようになって初めて「出世」です。

大手ホールで業績を上げても会社の力か自分の力かハッキリしませんけど、中小ホールで業績アップとなれば、間違いなくあなたの実力です。

一方で、嫌な上司だったりすると厳しい。特に単独店ですと上司の異動はほぼありませんから、まあ、がんばれ。

まあ、今年は地獄ですよ。ただ、すごいチャンスでもある。ホールは営業マンに対してほとんど何も期待していませんから、逆に工夫を実らせやすい環境でもあるんです。

まずはホールの決裁者と親しくなるところから始まりますけど、一通りの面通しを終えたら、顧客ホール以外も数多く周り、強い店の工夫を探しましょう。それはそのまま営業ツールとなります。

売ろうと思っても売れません。担当するホールの客数アップをお手伝いするにはどうしたらいいか、常に考えましょう。

ぶっちゃけ、こればかりは未経験なので何も言えません。ただ、機械の評価者として言わせていただくとするならば、他社機の安易なマネは避けていただきたい。

マネする場合は元ネタを超えてください。開発は「開いて発する」と書きます。

企画の可否、上司の理解、予算不足、ホールの渋釘etc…　いいたいことは沢山あるでしょうけど、モノマネ猿マネはくせになり、あなたから開発力を奪っていきます。

そして出世して、新台レポートを買ってください（←

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