枠に表れるメーカーの体質

ガチ打ち, パチンコ, メーカー

大一の新枠は、下皿が小さすぎて玉をうまくつかめない。もはや灰皿と言っていいレベルだ。

仮面ライダーのハンドルもそうだけど、パチンコにおける基本動作を邪魔する設計は、本質的にプレイヤー無視だと思う。

玉を上に上げる動作は、飲まれているとき、ハマっているとき、負けに負けて帰る瞬間に行われる。

そんな時、このつかみにくさだ。落ち込んた気持ちをイライラに変え、遊技台を嫌いにさせる。プレイヤーファーストを忘れた工業製品の、どこに価値を見い出せというのか。

下皿を極限まで小さくしてまで、ボタンを大きくしたかった理由は何なのか。小さなボタンでも私たちは喜んで押すし、ジジババは本気でブッ叩く。なのになぜ、このサイズなのか。

中央に「1」と書かれているが、ひょっとして、業界で一番大きいボタンだよと、パチンコの遊技性とは関係の薄っすい部分を誇りたいために、下皿を使いにくくしたのか。

プレイヤー無視を感じる点は他にもある。

 

現代のパチンコにおいて、台上の情報端末は必須だ。老いも若きも男も女も、チラリちらりと上を見る。

さあ、大一の機械でも上を見てみようか。

なぜ隠すし。

この出っ張りは何のためにあるのか。情報機器を見にくくさせてでも、伝えたいこと、稼働に資すること、面白いことが起きるのだろうか。

いくらなんでも、隠そうと思ってやったのではないだろう。牙狼の出っ張りも酷いものだが、ちゃんと意図はあった。1時間程の遊技では、バカボンにおける出っ張りの意図は計り知れなかったので、今後も注目してみよう。

そういえば、ハンドル仮面ライダーにも邪魔な出っ張りがあった。大当り時にバコっと飛び出て、情報機器を完全に隠し尽くした。

よく見てみると、藤商事の激アツ模様よろしく、黄色と黒のストライプで何か書いてある。

おお、これは開発者からのメッセージに違いない。かつては年間首位に輝いたメーカーだ。こんな場所へメッセージを残すとは流石じゃないか。

どれどれ・・・。

手や指をベルトのすき間に入れないでください。



( ゚д゚)ポカーン

ああ、そう。わざわざこんな大仰な仕掛けを用意して、伝えたいのは、それなんだ。

指突っ込まれたくないなら初めから付けるんじゃねえよボケ。・・・という怒りはおそらく私だけなので、メーカーさんは一切気にする必要はないです。ないんですけど、よく覚えてほしい。これが「オナニー」なんだよ。

 

オナニー体質は必ず、開発の中心に達する。気持ちいいからね。内部を蝕み、独りよがりの機械を量産する。プレイヤーから見放され、ホールから見放され、没落する。

感性と市場がマッチしてる間はいいけれど、そんなものは長続きしない。知ってるでしょ、京楽の急転直下を。大一だって、かつては名古屋メーカーの首位を走っていたんだ。

 

個人的に好きな枠は三洋かな。沖縄4の石鹸箱みたいなボタンではなく、一つ前のやつ。沖縄3から海JAPANまで使われたやつね。あれは良い。使い勝手まで含めて「デザイン」。ユーザーファーストな工業製品は、美しいんだよ。