アンチパチンコと、志のあるメーカー役員
アンチパチンコの執念
ネットに落ちてたこれを初めて見た時、正直、鼻で笑った。お前ら今となっちゃ石原慎太郎をボロクソ叩いとるやんけと。
怖いのは労力を厭わない点
でもね。こんなものを「作る労力」は怖いよ。噂だろうが誇張だろうが妄想だろうが、何の利益にもならないけど作る人がいるんだよ。そういう怖さってのは忘れちゃいけない。
これを作った人達、喜ぶ人達。彼らはパチンコ業界人より遙かに行動力を持っている。彼らはパブリックコメントを送りますよ。パチンコ廃絶を願って、もっともっと射幸性を落とせ、依存の責任を業界へ負わせろと言ってくる。
ファンの質は同じか
同じことを書いて10年くらいになるけどさ。
ディズニーランドを廃止すると官僚が決めた場合、日本中、いや世界中で反対運動が起きるよね。政治家もそれに乗る。そして省庁は発言撤回へ追い込まれる。行政機関は国民の「うねり」に弱いから。
さてパチンコはどうだ。廃止を決めた場合、日本中からファンの声はわき起こるのか。警察庁を取り囲んでデモをやったりするかね。ないだろうな。ディズニーランドのファン1000万人と、パチンコファン1000万人は、質が違う。
「業界の想定してきたファン」はファンではなく、ただのプレイヤーなんだよ。何の意見も言わず、ただお金を使って打つだけの人こそ最上。
本当はみんな長く打ちたかったんだ
熱心なファンを一人のプレイヤーレベルとして考える。もっと言ってしまえばアウトという数字、玉粗利という数字にまで落としてしまった。挙げ句の果てに今回の法改正だ。熱心なファンを育ててこなかったパチンコ業界の敗北です。
長く打ちたい客を殺し、短期決戦の連チャン機、低ベース機ばかり許可し、作り、売り、買った。長く打ちたい、昔からの熱心なファンは一人、また一人と去っていった。
もう、生殺与奪の権利は私たちに無い。熱心なファンを殺す業界は正道を語る権利が与えられないんですよ。
熱心なファンの声を聞け。
パチンコを打たない人間ばかりで業界を動かすな。
こういうことを書くと、ヨシダは自分が組合に取り立ててほしいだけとか言う奴いるんだけどさ。もはやそれで結構。干されても構わん。俺の意見を聞け。
羽根モノを認めろ、作れ、打たせろ。
それでも羽根モノは許されない
法律は変わり、内規は一旦リセットされる。でも、それでも羽根モノは有り得ないらしいよ。どうしたもんだろうな、これ。1000万人分の署名を集めたら警察庁は動く? それとも1000万人じゃ足りない? 政治は動く? 安倍総理を動かすにはどれくらいの力が必要? 日本国総理大臣が羽根モノを作れと言っても警察は断固拒否する?
羽根モノに親しんだ「熱心なファン」の多くは離脱しちゃった。それでも、未来永劫デジパチだけがいい! という人はそんなに多いとは思えないんだよね。「面白けりゃ何でもいい、でも今のデジパチは面白くない」という声は多そうでしょ。
志のある人は確かに存在する
メーカーの上層部もさ。そんなにデジパチを作らせたいなら、まずは自腹で毎月何万円も負けてみてよ。自分で決済印を押した機械を打ってみてよ。千円14回のデジパチばかり打っても誇らしく思うなら、お願いだから今の地位から外れて。あなたがパチンコの未来を潰してる。
それでも何社か、志を持った、パチンコ全体をどうにかしたいと願い、挑むメーカーもある。会社の利益を確保しつつ、デジパチ一辺倒の流れを変えられないかと悩む役員もいる。全力で彼らを応援したい。鬱陶しいと思われたとしても、応援する。
業界内外のアンチパチンコには負けられないよ。
ディスカッション
コメント一覧
>メーカーの上層部もさ。そんなにデジパチを作らせたいなら、まずは自腹で毎月何万円も負けてみてよ。
ここがポイントだと思うんですよ
彼らの立場からすると「月何万円」が私らでいうとこの「月数千円」とかの感覚なのかもしれません
実際のファン、というか打っている人たちと金銭感覚の共有が出来ないんですよ
つまりね、バラツキはありますが普通の人だと一日に最大で給料の半分とか負けられるじゃないですか
やりようや収入によっては給料の全額負けられるんですよ
それを彼ら(メーカーの上層部)は実地で体験できない
今のレートだとね
そこで帝愛カジノですよ・・・
とはならないのが現実なわけでw
メーカー上層部の「俺は痛い思いしてないから」的な感覚の積み重ねが今の状況なのかなと
なるほどなぁ。感覚の単位は違うかもしれない。
年収200万円の人と年収2000万円の人とでは、数万円を失う痛みは全く違うでしょうね。や、メーカー役員の年収は知らないですけど。
彼らも昔は打ってたんですよね。
昨日ニコナナでPOKKA吉田さんが
封入式でも羽モノは作れる、
作れないと言ってるヤツは
もっと勉強しろと熱弁されてました
かなりアルコールは入ってましたが
「作れる」のと「実際に市場へ出る」とは意味が違いますからね。技術的に作れたって、市場に出てこないなら作れないのと一緒。